最古から最高への挑戦!第一回オリンピック記録からみる人間の進化!
東京オリンピックが予定されている2020年2月現在、1896年にギリシャのアテネで開催された記念すべき第一回オリンピックから早124年!100年ちょっとの間に人間はより早く、より高く、より強く進化してきた!人類はどれほど成長したのか?どれほど壁を超えてきたのか?最古と最高のレコードから読み解いていこう!って話。
▼本記事ではこんなことをまとめております
果てなき挑戦!第一回オリンピック記録からみる人間の進化!って話
本記事の内容をおもしろおかしくしゃべっていますので、こちらも是非お聞きください!スマホの画面に合わせているので、是非スマホで全画面でお楽しみください。
記念すべき第一回大会!
オリンピックの始まりは、1896年にギリシャのアテネで開催された夏季競技大会です。参加国は14カ国、出場選手は241名、8競技43種目が行われました。何事も最初というのは試行錯誤の段階であり、現在では考えられないことがたくさんあります!それらをさっくりご紹介します!
女性参加者0名!
なんと第一回大会は男性のみで、
女性は1人も参加していませんでした!
オリンピック創設者が女性のスポーツ参加については消極的であったからといわれています。しかし、フランスのパリで開催された第二回大会から女性も参加しています。とはいえその際はテニスとゴルフの2競技だけでした。現在なら創設者は女性軽視、女性差別で即刻退任でしょう!
金なんて高価のものはご用意できません!
今となっては1位になった選手に当たり前に渡される金メダルですが、なんと1896年のアテネ大会では、
金メダルがありませんでした!
優勝者には銀メダル、2位の選手には銅メダル、3位の選手には賞状が授与されていたのです!
実は当時の財政事情により、金メダルを用意できなかったようです。メダルの色より大事なものがそこにはある!
個人で自由参加!
日本選手団とか、アメリカ選手団とか、オリンピックといえば国別対抗戦というイメージがありますが、1896年のアテネ大会は国家単位ではなく、
個人名義による自由出場でした!
そのため、国混合チームが出場するなど、今では考えられない形式で行われていたのです!
余所者は排除!ギリシャ人しか参加できない種目!
100m自由形(水兵)という種目があり、なんとこの種目の参加資格は、
ギリシャ海軍の水兵であること!
どう逆立ちしてもギリシャ人しか参加できない!つまりギリシャ人が確実にメダルを獲得する種目が用意されていたのです!悪逆非道ここに極まれり!
最新オリンピック事情!
2020年2月現在の予定だと、2020年東京大会の参加国・地域は205、参加人数は12,000名、33競技339種目が予定されています。
1896年アテネ大会と比べると、
参加国・地域数は約14倍、参加人数は約49倍、種目数は約8倍!
と、凄まじい発展をしています!大会の権威が増したのか、スポーツを愛する人が増えたのか、スポーツを生業にできる社会が形成されたのか、兎にも角にもスポーツは素晴らしい!
最古と最高を比べて人間の進化を確認!
最古のオリンピックである1896年のアテネ大会の記録と、2020年2月現在までの世界記録を比べてみましょう!人類はどれほど早く走れるようになったのか?人類はどれほど進化してきたのか?120年の進化を刮目せよ!
*全記録は2020年2月現在の情報です
男子100mの進化!
1896アテネの優勝者はアメリカのトーマス・バーク選手で、記録は12秒0!
世界記録は2009年のベルリン世界大会でジャマイカのウサイン・ボルト選手が出した9秒58です!
2.42秒早く100m先に到達できるようになっています!
地道で途方もない道のりですが、0.01秒を縮めるために人類は死に物狂いでトレーニングしているのです!
ちなみにオリンピック記録は2012年ロンドンオリンピックでこれまたウサイン・ボルト選手が出した9秒63、日本記録は2019年にサニブラウン・アブデルハキーム選手が出した9秒97です!
男子110mハードルの進化!
1896アテネの優勝者はアメリカのトーマス・カーティス選手で、記録は17秒6!
世界記録は2012年のブリュッセル大会でアメリカのアリエス・メリット選手が出した12秒80です!
124年間で100mは2.42秒縮めたのに対し110mハードルは、
4.8秒も縮めています!
これを見ると、走る技術はもちろんですが、障害を飛び越す技術がめちゃくちゃ向上したんでしょうね。人類の進化は止まらない!
ちなみにオリンピック記録は2004年アテネ大会で中国の劉翔選手が出した12秒91、日本記録は2019年に高山峻野選手が出した13秒25です!
男子マラソンの進化!
1896アテネの優勝者はギリシャのスピリドン・ルイスで選手で、記録は2時間58分50秒!
世界記録は2018年のベルリン世界大会でケニアのエリウド・キプチョゲ選手が出した2時間1分39秒です!
57分11秒縮まっています!
約1時間早く42.195km先に辿り着けるようになりました!早すぎる!
ちなみにオリンピック記録は2008年北京オリンピックでサムエル・ワンジルが出した、2時間6分32秒、日本記録は2018年に大迫傑選手が出した2時間5分50秒です!
男子走高跳の進化!
1896年アテネの優勝者はアメリカのエラリー・クラーク選手で、記録は1m81cm!
世界記録は1993年のサラマンカ(スペイン)大会でキューバのハビエル・ソトマヨル選手が出した2m45cmです!
64cm高く跳べるようになっています!
これは大体2Lのペットボトル2本分の高さです!たかが2L2本分、されど2L2本分です!
ちなみにオリンピック記録は1996年アトランタ大会でアメリカのチャールズ・オースチン選手が出した2m39cm、日本記録は2019年に戸邉直人選手が出した2m35cmです!
男子砲丸投の進化!
1896年アテネの優勝者はアメリカのロバート・ギャレット選手で、記録は11m22cm!
世界記録は1990年のウェストウッド(アメリカ)大会でアメリカのランディー・バーンズ選手が出した23m12cmです!
11m90cmも遠くに投げられるようになっています!
これはテニスコートの横幅を飛び越えちゃうほどです!そして伸び率自体が1896年アテネ大会の記録を超えています!人間のパワーはものすごい進化をみせているんです!
ちなみにオリンピック記録は2016年リオデジャネイロ大会でアメリカのライアン・クラウザー選手が出した22m52cm、日本記録は2018年に中村太地選手が出した18m85cmです!
なんと初回の優勝者も世界記録もオリンピック記録も全部アメリカ人!人類のパワー担当!
以上となります。まだご覧になっていない方はこちらも是非ご覧ください。スマホの画面に合わせているので、是非スマホで全画面でお楽しみください。
果てなき挑戦!第一回オリンピック記録からみる人間の進化!って話
いかがでしたか?124年間という時間を考えたら、思ったより進化してないと感じたでしょうか?それともめちゃくちゃ進化していると感じたでしょうか?
わずか数秒タイムを縮めるために100年以上の時間がかかり、それでも今もなお人間はさらなる高みを目指して日々コンマ1秒と戦い続けているのです!たかがコンマ1秒、されどコンマ1秒!たった数秒、たった数センチに人生をかけ命を燃やしている人たちがいます!オリンピックや世界大会を見て、彼や彼女らの生き様を目に焼き付けてください!
▼各情報の出典
オリンピック記録:ウィキペディア
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