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怒りは敵ではなく味方!アンガーマネジメントで感情をコントロール!

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ムカついて仕方がない。腹が立ってしょうがない。イライラが止まらなくてむしゃくしゃする。皆さんもこのような気持ちを抱いたことがあるのではないだろうか。怒りに支配され、自分を見失ってしまった経験があるのではないだろうか。
そんな日々にさようなら!怒りの本質を理解して上手にコントロールしちゃえばいい!怒りとは敵ではなく味方なのである。

目次

 


怒りは敵ではなく味方!アンガーマネジメントで感情をコントロール!って話

本記事の内容をおもしろおかしくしゃべっていますので、こちらも是非お聞きください!スマホの画面に合わせているので、是非スマホで全画面でお楽しみください。

 

 

怒りは自分を守るために必要な防衛反応!

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(画像引用元:Tumisu@Pixabay

怒りの感情は不要なものであり、基本的には邪魔なものであると認識している人が多いのではないでしょうか。しかし、怒りは生物が生き残るために必要だった本能であると言われています。
怒りは自分自身の安全を脅かすものが出現したときに生じる感情であり、危険を知らせてくれるシグナルなのです。
現代社会では正しく怒りを表現できないと、お金や時間を搾取されてしまう脳科学者の中野信子さんは仰っています。
悪意をもって理不尽な要求をしてくるような人は、反撃してこない相手を見つけると必要に利用してくるもの。正当な要求であれば問題ありませんが、不当な要求の場合は正しく怒りを伝えないと大変なことになります。
人間はヒエラルキーを重視する社会性を持つ生物であり、強いものや権力のあるものに従うことを心地よく感じる仕組みを持っているそうなんですが、不当な行いをしてくる相手を許し続けていると、いつしか脳が考えることをやめてしまい、自分の意思で何かを決定することができなくなっていってしまうそうです。
その状態が常習化してしまうとさらに大変!自分がやられて不当だと思っていたことを、さも正しいことだと思い込み他の人にやってしまうようになります。搾取される被害者だったあなたが、今度は搾取する加害者になってしまうというのです!
一度その状態になってしまうと抜け出すのはものすごく大変らしく、そうならないためには、理不尽なことや不当な要求には応じない!という意思表示を相手にしっかり伝えないといけません!自分を守るためにも、無意識に加害者になってしまわないためにも、怒るべきときにしっかりと怒ることは非常に重要なのです!まずは怒りは邪魔なものではなく、あなた自身を守るために必要な感情の一つだということを認識しましょう! 

 

 

正しく怒るために怒りの本質を理解しよう!

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(画像引用元:Free-Photos@Pixabay

ではどんなときに怒ればいいのか?どんな感じで怒ればいいのか?そこらへんを理解するために、まずは怒りの本質について考えてみましょう。
アドラー心理学では人が怒りの感情を抱くときには4つの目的が存在すると言われています。
1.支配
親子や上司と部下などの関係で、相手を自分の意のままに動かしたいと思う気持ち。
2.主導権争いで優位に立つ
夫婦間や社内、仲間内で主導権を握りたいという気持ち。
3.利権擁護
自分の権利や立場を守りたいという気持ち。
4.正義感の発揮
正しいことを教えたいという気持ち。
 

怒りとは上記4つの目的を達成するために用いられるものであり、実は怒りを感じる前に別の感情を抱いていると言われています。それは一次感情と呼ばれる不安、落胆、寂しさ、悔しさなど。この一次感情を伝える手段として二次感情である怒りを用いているのです!
約束を守ってもらえなかったことが悲しくて怒る。待ち合わせ時間に来なくて不安で怒る。嘘をつかれたことが悔しくて怒る。つまり怒りの裏には何かしらの一次感情があるのです!
じゃあ正しく気持ちを伝えるためにはどうすればいいか?一時感情をそのまま伝えればいいのです!怒りを用いずに気持ちを伝えればいいのです!
その際Iメッセージを用いると効果的と言われています!怒っているときのことを思い出してください。相手に伝える言葉のほとんどが、あなたが悪い、という主語があなたのYouメッセージになっていませんか?これだとどれだけ正当性があろうと、相手はすんなり受け入れることができません。
そうではなく、私は〇〇です、という主語が私のIメッセージで伝えましょう!デートに行けることを楽しみにしていたのに、行けなくなって私はとても悲しいです。待ち合わせ時間に来なかったから、何かあったんんじゃないかと私は心配で心配で苦しかったです。
どうでしょう?もしあなたが言われる側だったとしたら、二次感情の怒りをYouメッセージで伝えられるのと、一次感情の気持ちをIメッセージで伝えられるのと、どちらの方が胸に刺さるでしょうか?僕は圧倒的に後者です!

 

怒りに支配されないための対策方法!

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(画像引用元:Myriams-Fotos@Pixabay

ここまで怒りという感情の必要性や、他者に伝える際には二次感情ではなく一次感情を伝えた方がいいということをつらつらと書いてまいりましたが、とはいえ怒りをそんなに簡単に扱えるんだったら苦労しません!人間の本能であるからこそとんでもない速度で爆発する怒りという感情!このじゃじゃ馬を乗りこなすために効果的だと言われている具体的な対策法をいくつかご紹介します!

▼6秒間待つ
怒りの感情が生まれるとき、脳の中の大脳辺縁系と呼ばれる部分が活発に働きます。次に、感情をコントロールしたり、思考やコミュニケーションを行う前頭葉が働きます。
つまり、怒りは大脳辺縁系で発生し、前頭葉によってコントロールされているのです。
ただし、怒りが大脳辺縁系で発生してから6秒程度遅れてようやく前頭葉が働き出します。なので、カッと怒りが湧いてきたときは深呼吸をしたり、一旦席を外してみたりしながら6秒間ほど待って、前頭葉の働きによって感情をコントロールできる状態になるのを待ちましょう!

▼アンガーログで傾向と対策を抑える
日本アンガーマネジメント協会が推奨する方法の一つに、アンガーログというものがあります。ちなみにアンガーマネジメントとは怒りを予防し制御するための心理療法プログラムのこと。
具体的なやり方は、怒りを感じたときに日時、場所、出来事、思ったこと、怒りの強さ(10段階)、の項目についてその場で記録をつけます!例えばこんな感じ!
1.日時
2020年11月25日水曜日20時頃。
2.場所
家。
3.出来事
Aさんが約束の時間に20分遅れた。
4.思ったこと
遅れるなら事前に言って欲しい。そうすればその20分を他のことに使えた。
5.怒りの強さ
8
アンガーログをつけることによって、自分の怒りの傾向が見えてきます。例えば午前中の時間帯にイライラすることが多いことがわかったら、なるべく午前中は人と関わらないようにする。待たされることで強く怒りの感情が芽生えるのであれば、待ち時間が発生しないような工夫をするなど。
自分の怒りの傾向がわかれば、いくらでも対策を考えられます!
▼課題の分離
アドラー心理学では自分を見失わず自由に生きるために、課題を分離することが大切だと言われています。例えばあなたが仕事でミスをしてしまい、イライラした上司から叱責を受けているとします。この場合のあなたの課題は、今後同じミスをしないように対策を考える、であり、上司のイライラを解消する、のはあなたの課題ではなく上司自身の課題となります。
たしかにあなたのミスが引き金となって上司はイライラしたかもしれません。ですが、上司のメンタルをあなたがコントロールすることはできません自分でコントロールできないことは相手の課題なので、スパッと諦めちゃいましょう。
なんて身勝手な奴!?と思われた方もいるかもしれませんが、大事なことは、この課題は誰のものなのか課題を解決したとき結果を享受するのは誰なのか、をしっかりと考えること。そして相手の課題を自分の課題と思い込まないことです!これも自分の課題、あれも自分の課題と捉えてしまうと、どうしたってパンクしてしまいます。
しかも正義感から他人を怒るとき、ドーパミンという快楽物質が放出され快感を覚えます。そのため怒ること自体に快感を覚え、必要以上に攻撃を加えてくる人がいます。人格否定や関係ない項目を引っ張り出してきて延々と怒りを撒き散らします。
もしそういう傾向が見られる人から必要以上に攻撃をされたときは、完璧に課題を分離しちゃいましょう。〇〇だけは自分の課題、他のことは正義中毒に陥ってる相手の課題、だから自分には関係ない!
怒りに支配されそうになったときは、この課題は誰のものなのかを考えてみてください。

 

 


怒りは敵ではなく味方!アンガーマネジメントで感情をコントロール!って話

怒りの正体や本質、対応策を知っておくことで、きっと怒りと上手に付き合っていけると思います。とはいえ、どんなに気をつけていても、怒りに支配されてしまうこともあります。そのときはもうしょうがない!

 

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